投稿日:2025/12/24
投稿者:関
同僚より、モデル駆動型アプリのサイドペインは使用したことがありますか?と言われたので使ってみました。
Power Appsのサイドペインとは
モデル駆動型アプリでは、画面の横(サイド)に追加のペイン(パネル)を開いて、別ページやレコード一覧、Web リソースなどを表示する UI 領域を動的に生成できます。
これを操作するための API が Xrm.App.sidePanes です。 この API を使って複数のサイドペインを作成・操作できます。
※詳しくは下記のMicrosoft Learnにて確認してください。
モデル駆動型アプリでクライアント API を使用してサイド ペインを作成する – Power Apps(Microsoft Learn)
完成イメージ
取引先企業のフォームに表示している、取引先担当者のサブグリッドで編集時(データを選択し、「右で編集」ボタンをクリック)にサイドペインに編集用のフォームを開く
(簡易作成フォームと似たような動作)

使ってみました
1)Web リソースの作成
JavaScript作成(ChatGPTありがとうございます)


2)コマンドバー編集
・「右で編集」ボタン作成
・アクション:JavaScriptの実行
(ライブラリ:roit_sidepane.contact.js、関数名:openContactInSidePane)
・表示:ビューより1件選択時(数式バー)

動作確認
1)取引先企業のフォーム表示

2)取引先担当者のサブグリッドにて1件選択(「右で編集」ボタン表示)

3)「右で編集」ボタンクリックにて、サイドパネル表示

モデル駆動型アプリのサイドペインには、以下のような多様なコンテンツを表示できます
・エンティティビュー/レコード(フォーム)
・Web リソース(HTMLやカスタムページ)
・カスタムページ(柔軟に設計可能なページ)
・ダッシュボード、検索結果
・カスタムヘルプコンテンツ、およびキャンバスアプリなどの外部リソース
応用してパンくずリストの表示も作成してみました


まとめ
実際に Power Apps のサイドペインを試してみて、業務アプリにとって非常に有効な機能だと感じました。
特に、画面を切り替えることなく情報を横に展開できる点は、ユーザーにとっての操作性を大きく向上させます。
必要な情報にすぐアクセスできるため、日々の業務効率化に直結する仕組みだと思います。
シンプルな利用方法から始めても十分便利ですが、業務シナリオに合わせて応用することで、さらに実用的でわかりやすいアプリ体験を実現できるはずです。
皆さんもぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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