Power Platform

Power BIを有効活用!レポート作成のテクニックと、Power PlatForm製品との連携

Power BIは、データを分析し、洞察を得るための強力なツールです。Power BIを有効活用する事で、「ビジネスの可視化と洞察力の向上」や「データ分析の迅速化と正確性の向上」「ビジネスの戦略的決定の促進」「タスクの自動化と効率化」といった効果を期待でき、ビジネスの成長を促進する事が出来ます。
本ブログでは、Power BIを活用する為の具体的な方法から「自動化」「Power Platform製品との連携」について、記載します。

Power BIを活用する為の具体的な方法

Power BIを活用することで、ビジネスの現状を把握し、改善することができます。以下に、活用するための具体的な方法をいくつか紹介します。

1. データの視覚化

Power BIは、データを視覚的に表示するためのダッシュボードやレポートを作成することができます。データを視覚化することで、ビジネスの現状やトレンド、パフォーマンスを把握することができます。

2. データの分析

Power BIは、ビジネスのデータを分析することができます。Power BIの分析機能を使用して、データのトレンドやパターンを特定し、ビジネス上の問題を解決することができます。

3. データの統合

Power BIは、複数のデータソースを統合することができます。例えば、Excelファイル、クラウドストレージ、データベース、Webサイトなどからデータを収集してPower BIで統合することができます。

4. 自動化

Power BIは、定期的にデータを自動的に更新することができます。Power BIの自動化機能を使用すると、データの更新、ダッシュボードやレポートの作成、および配信を自動化することができます。

5. データの共有

Power BIは、ダッシュボードやレポートを共有することができます。ビジネスのパートナーやチームとデータを共有することで、協業し、意思決定の助けにすることができます。

実用的で有益な レポートをPower BI で作成するテクニック

次に、より実用的で有益な レポートを作成する為のテクニックを記載します。

1. データの可視化に適したグラフを選択する

Power BI には、多数のグラフタイプが用意されていますが、適切なグラフタイプを選ぶことが重要です。例えば、線グラフは時間の変化を示すのに適していますが、棒グラフはカテゴリーごとの比較に適しています。また、地図グラフを利用することで、地域別のデータを視覚的に比較することができます。

2. フィルタを使って絞り込みを行う

フィルタを使用してデータを絞り込むことも重要です。フィルタは、視覚化されたデータを絞り込むことで、より重要な情報を取り出すことができます。例えば、時間帯、地域、部門などによってデータを絞り込むことで有効が情報を取得することができるでしょう。

3. ドリルダウン機能を利用する

Power BI のドリルダウン機能を利用すると、より詳細な情報を表示することができます。例えば、地域別のデータについて、広域から徐々に細かいレベルの地域に進めていくことで、詳細な情報を取得することができるでしょう。

4. 自動化する

自動化も重要なテクニックの一つです。定期的に行うレポート作成やデータ更新の自動化や、Power BI の API を利用してプログラムからデータを取得してレポートを作成することもできます。
自動化については、具体的な内容を後述します。

5. タイムリーなアラート設定

また、Power BI ではアラートを設定することができます。例えば、売り上げがある程度の値を下回った場合にアラートを送信することができます。このようなアラートを設定することで、問題が発生した場合に早期に対応することができるようになるでしょう。

Power BI による自動化

上記の「4.自動化する」について少し具体例を記載します。以下のように、API やスクリプトを使用することで、Power BIの自動化や機能拡張することができる為、分析業務の効率化に繋がります。

データの自動更新

API を使用して、定期的にデータを抽出するスクリプトを作成し、自動的にデータを更新。

自動レポート作成

API を使用して、データを取得して、自動的にレポートを作成するスクリプトを作成。
定期的にレポート配信機能を利用し、メールや共有フォルダなどにレポートを自動配信。

データ処理の自動化

自動的にデータを変換する機能を利用し、データの形式を変更するためのスクリプトを作成。

Power Platform製品と連携し、ビジネス価値を創出

また、Power BIは、Power Platformの他製品であるPower Apps、Power Automate、およびDynamics 365と組み合わせて使用することができます。この組み合わせにより、データの視覚化、アプリケーション内でのデータ収集、業務プロセスの自動化、CRMやERPシステムとの連携など、多くのビジネス価値を生み出すことができます。

Power Apps と連携

Power Apps は、ローコードのアプリケーション開発プラットフォームです。Power BI と Power Apps を組み合わせることで、データを視覚化するだけでなく、アプリケーション内でのデータの収集や処理などを行うことができます。例えば、Power Apps を使用して、スマートフォンやタブレット上でデータを入力し、Power BI で集計結果をリアルタイムで表示するといったケースを実現できます。

Power Automate と連携

Power Automate は、フローの作成を通じて業務プロセスの自動化を実現するツールです。Power BI と Power Automate を組み合わせることで、Power BI のデータを元に、自動的に電子メールを送信する、SharePoint ライブラリにレポートを保存するなどのアクションを実行することができます。

Dynamics 365 と連携

Dynamics 365 は、顧客管理(CRM)および統合基幹業務(ERP)システムです。Power BI と Dynamics 365 を組み合わせることで、Power BI の視覚化機能を使用して、Dynamics 365 からのビジネスデータをダッシュボードに表示することができます。また、Power BI のデータ分析機能を使用して、Dynamics 365 のデータを分析し、業務プロセスを改善することもできます。

まとめ

ビジネスにおいて、データを分析し、ビジネスの状況を正確に把握することは極めて重要です。
Power BIを活用する事で、ビジネスの状況や課題を一目で把握しビジネス戦略をより迅速かつ正確に定め、また自動化により分析業務に費やす時間の短縮に繋げていただければと思います。

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